Sunday, May 31, 2020

3回目のカード作成課題

今回から、実用的なカード作成課題に取り組んでもらいます。

1回目の課題はWord とTagを入力するだけでしたので、出来上がったカードは全く使い物にならないものだったと思います。(ちなみにその課題が終わっていますので、利用できないそのカードを削除してもらえればいいだろうと思います。)2回目の課題は、日本語の訳語と例文が入ったので、出来上がったカードを勉強に使うことはできると思いますが、2回目の課題のように、辞書だけでカードを作ろうとすることは語学を身につける上ではあまりよくないと思います。1回目の課題の同様、カード作成の手順などに慣れてもらうために、あえってその方法を利用した訳です。作ったカードが一番自分にとった役に立つのは、文章や音声などで実際に出会った単語を出発点にした場合です。そこで今回はいよいよ、読み物を出発点とした本格的なカード作成を課題とします。


本格的なカード作りとなりますので、前回より難易度が上がります。下の「STEP 1」は前回の課題と似ていますが、今度は読む英文のURLを「ICS 番付」で示しているリストの中から選ばなければならならないという縛りがあります。「STEP 2」ではその英文の中にある英単語とその英単語が入っている文を選び、カードを完成させます。「STEP 3」では「X」判定が出た場合の再提出の仕方を説明しています。

この課題の締め切りを6日(土)深夜とします。不明な点があれば、「感想や質問などの送信」のフォームを利用して連絡してください。


STEP 1:  kadai3 とURLが入ったカードを作りはじめて、番付を確認する

このステップは先週のカード作成の課題と似ていますが、単語を選ぶのではなく、読むエッセーのURLをリストの中から選ぶことになります。エッセーを読み、その中で使われている単語とその単語が入っている文を使ってカードを作ります。

主な作業
  • Add Cardsのメニューをタップしてから "Make your own"(自分で作る)をタップする
  • 新しいカードを作る際には「Word」のところに何かを入れなければならないので、とりあえず、何らかの文字を入力する(後で変更できる)
  • 番付の「課題」の左側にあるリストの中から一つのURLをコピーし、"URL" のところに貼り付ける
  • "Tags" に kadai3 を入力する
注意点
  • Secret name を登録するまで、この課題はできません。
  • URLは私がICS番付の「課題」のタブで示しているものの中から選ぶ必要があり、かつ正確に(一文字でも違うと「リストにない」とのエラーが出る)貼り付けなければなりません。
  • "Tags" に kadai3 を入力する際、半角文字ではなく、全角文字を使ってしまうと番付に表示されず、課題提出とはなりません。
  • 選んだURLが既に使われているなどの問題があれば、エラ〜メッセージが出ますので、「STEP 2」に進む前に、必ず「STEP 1」ができたかどうかを番付で確認してください。



STEP 2: Word と Definition and example を入力する

「STEP 1」 がうまくいけば、番付に secret name と入力したURLが表示されるはずです。その表示を確認して、このステップに進みます。

主な作業
  • アプリ内で "Review added cards" (追加したカードを確認する)をタップして、先ほど作成したカードを開く
  • EDIT(編集)をタップする
  • "Word" には選んだ単語、 "Definition and example" には選んだ単語が入っていた文とその使い方にあった訳語(日本語の単語)を入力する
  • 24時間内に番付で表示される私からの審査結果を確認する
注意点
  • 単語と 文 (文)は選んだURLの中にあったものでなければなりません。例えば、単語は本文にあったが、文は辞書から取ったもの、あるいは自分で作ったものなら不可となります。
  • 訳語は選んだ文における単語の意味に合うものでなければならず、それ以外の訳語を入れてはいけません。例えば、ここで、私自身は「STEP 2」という言葉を使っていますので、step という単語で良い例と悪い例を示してみたいと思います。
      良い例
      [Word] step
      [Definition and example] 一歩: "A journey of a thousand miles begins with a single ***."
      悪い例(その1)
      [Word] step
      [Definition and example] 踏み台: "A journey of a thousand miles begins with a single ***."
      悪い例(その2)
      [Word] step
      [Definition and example] 一歩、踏み台、段階、足音、歩幅: "A journey of a thousand miles begins with a single ***."
    「悪い例(その1)」ではの「踏み台」は文脈に合わないので、不可となります。(ちなみに、この英語は、老子の「千里の道も一歩から」という言葉の英訳のようです。)stepという言葉は「踏み台」の意味で使用されることもありますが、この文ではそういう意味で使われていませんので、誤りになります。「悪い例(その2)」では「一歩」がちゃんと入っていますが、文脈に全く合わない訳語もありますので不可となります。「Definition and example」で、文の意味に合う訳語以外は入れずに、「こういう意味もある」というメモを残したいのであれば、「Additional information」に入れてください。
  • 例文はその一部ではなく、文の最初の言葉からその文のピリオッドまでを載せなければなりません。上の例で言うと 「一歩: "a single ***."」はだめで、「一歩: "A journey of a thousand miles begins with a single ***."」が良いです。
  • 例文の中の単語を *** で隠した上で、複数形、過去形などの言葉の変化を適宜示さなければなりません。例えば、 walk という単語が過去形で文の中で使われていれば、「***ed」と書けば良いし、book という英単語が複数形で使われていれば、「***s」というような表記が良いでしょう。getなどのように、-ed をつけるだけで過去形にならない言葉については 「***(過去形)」と書いて、「Additional information」の中に「got」の表記になることがわかるような簡単なメモを入力すると良いでしょう。child のように複数形「-s」ではない言葉については、同様に「*** (複数形)」にして、 「Additional information」には本文では 「children」だったということがわかるようなメモを入力すると良いでしょう。
  • 24時間以内に審査しますので、必ず審査結果をチェックし、「X」となったら、やり直すための「STEP 3」に進んでください。



STEP 3: もし評価が「X」になったら、再チャレンジする

STEP 1 と STEP 2 を正しくできたのであれば、私からの評価が○とな理、このステップを行う必要はありません。しかし、私からの評価が「X」になった場合には、このステップで「○」にこぎつけることができるはずです。

主な作業
  • 作ったカードを削除する
  • 再び「STEP 1」 と 「STEP 2」 を行う
注意点
  • 評価が「X」となったカードを修正するのではなく、削除して作り直す必要があります。削除しなげは、私が修正されていることに気がつかず、再評価しない可能性が高いです。
  • 締め切りギリギリにカードを作成した場合には、再チャレンジする時間はなくなるでしょう。逆に、早めに取りかかれば、何度でもやり直すことができます。
なお、下の動画は先週と同じで、今週の課題と少し異なる点もあります。しかし、カードを削除してから改めて「STEP 1」と「STEP 2」を行うという点は先週と同じですで、新しい動画を作るまでもないと判断し、先週の動画を再利用することにしました。