Friday, July 26, 2019

成績評定について

シラバスでは、この科目の成績評価基準は次のような配分で行うことになっています。
定期試験: 30%
小テスト: 35%
平常点: 35%
「小テスト」は定期試験以外のMoodleのテストで、「平常点」はアプリの記録およびアプリ利用の成果を確認するための紙のクイズとなります。

しかし、この授業では、いくつかの理由で、単純に点数を計算するだけで成績評定を行うことができないと思います。1つの理由は素点を計算した場合に60%以上の点数をとっている学生が少ないことです。

下の図は今日、番付に付け加えた「アプリ x 紙のクイズ」の数値の分布を示すものです。


簡単に言うと「アプリ x 紙のクイズ」はアプリ利用の「量」(カードを見た回数など)と「質」(紙のテストで示せた勉強の成果)の2つの数値を組み合わせたものです。図に見られるように、右側に高い点数の受講生がいますが、受講生の半分以上は〇点または〇点に近い「どんぐりの背比べ」状態となっています。個々人の事情は異なるかと思いますが、全体としてこの図は多くの受講生の努力不足を物語っていると思います。

Moodleについては、結果的に正解できたかどうかはわかりますが、準備しようとしたかどうかは直接的に知ることはできません。しかし、アプリについては、Quizの結果だけでなく、その準備となる普段の利用状況に関するデータもあります。そこで、考慮すべき事情などがなければ、「どんぐりの背比べ」の領域に入っている受講生の多くについて、単位を認めることができないだろうと思います。私にとって「感想や質問などの送信」が「考慮すべき事情」(個人的な事情、アプリ上のトラブル、数値は現れていない努力等)を確認する一番確かな手段となると思います。思うようにできなかったこと、取り組んだ結果身についてきたこと、わかってきたことなどをこのフォームで伝えてくれれば、成績評定の際に考慮したいと思います。

よろしくお願いします。