Tuesday, January 23, 2018

秋学期を振り返って

まず、「自己点検」のようなコメントから書き始めたいと思います。つまり、私がやっているこの授業は、私から見てどうだったのか、自分なりの見解を少し書きたいと思います。



最初に言わないといけないのは、この授業はまだまだ「作っている途中」のものです。私が思うには、一番の課題は「International Communication Studies」というテーマ関連の動画を提供できていないことです。今学期は英語の勉強はできたと思いますが、「International Communication Studies」に関する動画を教材として提供することができれば、英語の勉強をしながら、そうした内容についても認識を深めていくことはできたと思います。そのようなことができなかったことは授業の大きな欠点だと思います。

しかし、以前と比べて今学期できたことがいくつあると考えています。アプリのバージョンアップができて、一人一人のアプリのデータに基づいたQuizを定期的に行うことができたことはよかったと思います。また、Moodleでの小テストをほぼ毎回行うことができたのはよかったと思います。皆さんにとって、こうしたquizや小テストは負担に感じられたかと思いますが、教師として「背中を強く押すことができた」ことはよかったと思います。

しかし、quizや小テストが多かったことについて気になる点があります。それはうまくできなかった場合に学習者の皆さんが自信を失ったり、嫌になったりする可能性があるということです。私としては、皆さんを励ましたいと思っています。適切な方法でコツコツとやれば、必ず英語をものにできると信じていて、みなさんにもそう信じてほしいと思います。語学は難しいので、最初はできなかったり、間違ったりして当たり前だと思います。だから、うまくできない場合には特にがっかりしないでほしいと思います。逆に、勉強した結果、ちゃんとできた(quizで正解を思い出すことができた、あるいはMoodleのテストで聞いた言葉を正確に書き留めることができた)時には「やった!」と自信を持ってほしいと思います。語学は大変なので、失敗はつきものですが、その失敗をあまり気にしないで、めげずに勉強を続けて、少しでもできた時には「よし」と達成感を感じることができれば、勉学を継続し、言葉をものにすることができます。今学期を振り返る時に、できなかったことを気にせずに、勉強した結果できた時の記憶だけを大事にしてほしいと思います。

ICS番付で皆さんに対して、自分の勉強の進み具合を他の受講者と比較して確認できるようにフィードバックできたこともよかったと思います。特にアプリの利用状況について、自分の頑張り具合は他の受講生と比べてどうかを見ることができたのはよかったのではないかと思います。ICS番付の効果もあって、今学期の受講生は他の学期と比べてかなり勉強量が増えたと思います。ただ、Moodleについては、この授業が始まる前からリスニングの得意不得があり、正解率の違いは今学期が始まった後の努力の差だけを反映しているとは限らないと思います。教師として、私が一番重視したいとの努力や取り組み方ですので、素点だけでなく、そうした伸び等を重視します。学習者としても、皆さんには、自分よりできる仲間がいてもあまりがっかりしないで、自分自身の力の伸びに目を向けて努力し続けてもらえればいいと思います。

以上、作っている途中の授業ですので、授業として足りないところもありましたが、以前と比べて良くなってきているところがあると思っております。私の自己点検は以上ですが、今度は皆さんの感想などを聞きたいと思います。忌憚のない意見を書いていただけるように、学籍番号やお名前などを入力せずに、匿名で書いていただければと思います。何も書きたいことがなければ書かなくともよいですが、不満、改善してほしいところ、疑問、その他の感想などがあれば是非次のフォームに書いてください。

感想等を匿名で入力するためのフォーム

一学期、お疲れ様でした。