Friday, November 1, 2019

二つのカード追加方法

この授業で皆さんに使ってもらっているアプリは、学習者が勉強を少しずつ進めながら、カードを追加していく必要があります。下の手作りガムボールマシンにたとえると、わかりやすいのではないかと思います。




このガムボールマシンの中に見えるガムボールは、アプリに例えると、学習をまだ開始していないカードに相当します。アプリの中では Statistics の中の Card Statistics でその数を確認できます。



まだ勉強を開始していないカード数は Number of scheduled cardsとなります。Scheduledというのは開始される Session番号が決まっていて、開始順番待ち、という意味です。

ガムボールマシンの例えに戻ると、セッションを更新することはガムボールマシンのボタンを押し、ガムボールを出すことになります。


ガムボールを補充せずに出し続けると、やがて出てこなくなります。アプリで言うなら、新たにカードを追加せずに、セッション更新を繰り返していると、セッション更新の際に、カードが学習の予定に自動的に追加されなくなります。このままではそれぞれのセッションで表示されるカードの数が減り、出てこなくなります。

いつでも食べたい時にガムボールが出てくるようにしたければ、事前にマシンにガムボールを入れておくとよいでしょう。



ガムボールが減りすぎることがないようにしておけば、いつでも食べたい時に出てきます。同様に、アプリに Scheduled Cardsの数値が減りすぎないにすれば、更新する度に指定した数のカードが追加され、勉強を効果的に続けることができます。逆に、カードを追加しないと、「カード不足」に陥ります。カード不足になると、アプリが空回りするようになり、効果的に利用することができなくなります。

そこでカードを追加する二つの方法について説明したいと思います。簡単に分けると、次の二つになります。
  1. アプリの中で自分でカードを作ること
  2. 私や他人がネットで公開しているカードのデータを取り込むこと
さて、この二つについてより丁寧に説明しましょう。
  1. アプリの中で自分でカード作ること
    アプリ画面の右下に「Add Cards」というメニューがあります。これをタップすると、既に入っているカード情報とプラス(➕)のアイコンが表示されます。
    プラスのアイコンをタップしますと、次の画面に変わります。
    ここに覚えたい単語の情報などを入力すれば、そのカードが Scheduled に追加され、やがてそのカードをアプリの中で勉強するセッションが来ます。
  2. 私や他人がネットで公開しているカードのデータを取り込むこと
    他人が作ったカード情報を取り組む作業は二つの工程に分けて行うことになります。
    1. 公開されたシートから自分のアプリのGoogleシートにデータを移すこと
      この工程を「単語の追加」で説明しています。なお、この投稿で説明している作業を行う際には、くれぐれも自分のシートの中で単語を追加する場所を間違わないようにしてください。「Main data」ではなく、Import cardsのところに追加することになります。
    2. アプリ内の 「Import Cards」を利用して取り込むこと
      公開されたシートから自分のアプリのGoogleシートにデータを移すことができれば、今度はアプリ内で簡単な作業で取り込む作業を完了させる必要があります。この工程を「単語データの追加方法」で説明しています。
最後に、「カード不足」に陥らないために、セッション更新の際に、「"Tank" level」に注意してほしいと思います。

「"Tank" level」が「Session number」より高ければ良いです。ガムボールマシンの例えに戻ると、「"Tank" level」が現在の「Session number」より高ければ、ガムボールがちゃんと入っていて、ボタンを押せば、出てくるというような状態です。しかし、「"Tank" level」が「Session number」以下になると、セッション更新してもカードが追加されず、「カード不足」状態に陥ります。

以上です。ここで説明したことを踏まえて、「カード不足」状態に陥らないようにしてください。